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相談の現場から ①

初回相談の1時間で、
どこから手をつけるかまで決めます

初回相談でやっていることの中心は、ヒアリングです。1時間で全部を直すことはできません。それでもどこから手をつけるかまでは決めて終わります。

公開日: 2026年8月25日|大阪の中小企業向け AI・DX伴走支援 けんちろワークス

初回相談の1時間で、どこから手をつけるかまで決めます

初回相談は1時間です。長くても1時間半で切ります

初回のご相談は、1時間を目安にしています。

「今日のうちにある程度まで決着させたい」という方もいて、そういうときは長くなるのですが、この手の話は、お互いにかなり疲れます。頭を使いっぱなしになるからです。ですので長くても1時間半くらいで区切って、それ以上必要そうなら次回に分ける形にしています。ほとんどの場合は1時間です。

やっていることの中心は、ヒアリングです

1時間で何をしているかというと、ほとんどがヒアリングです。こちらから提案を並べるのではなく、そちらの状況をどんどん話していただきます。

聞いているのは、大きく3つです。

聞いているのは「規模」「実際にやる人」「問題点」です

まず会社の規模。これは重要です。同じ困りごとでも、規模が変われば現実的な打ち手が変わります。

次に、実際に手を動かす人が誰か。改善したい内容そのものと同じくらい、ここが重要です。

よくあるのは、代表は改善したいけれど、現場はそこまで思っていないという形です。正直に言うと、ほとんどの会社がそうです。もちろん、その状態でもできることはありますので、それに合わせた案を出します。

逆に、総務や経理まわりの話だと、代表もやりたいし現場も何とかしたい、とチーム一体になっていることがあります。そうなると、また別の形の提案になります。

この件を実際に背負うのは誰なのか。ここが分かっていないと、いい案でも動きません。

初回相談の1時間の進め方。聞いているのは会社の規模、実際に手を動かす人、本当の問題点の3つ。ご相談の中身と原因はよくずれているので、一つずつ紐解いて問題点を絞る。1時間で全部は直らないので、問題点を言い切れるところまで絞り、予算内で直せるかを見立て、効果が出る順番を決めるところまでを持ち帰っていただく。一気に片づけない。
1時間で全部は直りません。決めるのは「どこから」です。

ご相談の中身と、本当の問題点は、よくずれています

3つめが問題点です。ここがいちばん面白いところでもあります。

たとえば「いまこの方法でデータを管理しているけれど、別のやり方に変えたい。もっと分かりやすく管理したい」というご相談。聞いていくと、問題は管理の側ではなく、入力の側にあったということがよくあります。

入口が詰まっているのに出口を作り替えても、たいして楽になりません。だから一つずつ紐解いていって、「実際に効果が出る問題点はここですね」という着地点まで、1時間で持っていきます。

1時間で全部は直りません。決めるのは「どこから」です

初回のヒアリングなので、その場で全部改善できることは、ほとんどありません。ツールのご提案で終わることもありますし、問題点を分けるだけで終わることもあります。

ただ、少なくとも次の2つまでは持っていくようにしています。

出てきた問題を、一気に片づけません

これは本当によくあるのですが、話しているうちに問題点が次から次へと膨れ上がってきます。「よく考えたら、ここもダメだ」「これもやりたい」と。

そうやって出てきたものを、まとめて一気に解決するのはおすすめしません。

虫歯の治療と同じだと思っています。虫歯がたくさんあっても、1本1本やっていきますよね。一気にやったら、体のほうが持ちません。業務も同じで、一度に変えると現場が拒絶反応を起こします。

ですので、優先順位をつけて1個ずつ進めます。しかも効果的な順番があります。「これを先にやっておかないと、次をやっても意味がない」という並びが、たいていの現場にあるんです。その整理をします。

僕はもともとエンジニアなので、データの整理や、入力と出力の設計といったところは得意分野です。ここは正直、いちばん喜んでやっているところです。

「AIでやりたい」に、AIを使わない案を出すことがあります

まとめてしまうと「話を聞いて、問題点を整理する」だけなので、当たり前のことを言っているように見えると思います。ただ、そこにはいくつかコツがあります。関わる人を確かめること、予算の規模に合った実現の仕方を選ぶこと。

それから、ご希望のツールが最適とは限らないということです。「このツールを使いたい」とご相談いただいても、「それよりこちらのほうが向いています」「自前でプログラムを作ってしまったほうが早いです」とお伝えすることがあります。

最近だと特に、「AIでこれをやりたい」というご相談が増えました。そのとき「それはAIではなく、普通にプログラムを書いたほうがいいですね」とお答えすることも、けっこうあります。

この見分けは、外からは分かりにくいところだと思います。その判断材料を渡すところまでが、初回相談の1時間だと考えています。

初回相談の1時間でやっていること

何も決まっていない状態で、ご相談ください

何も決まっていない状態でご相談いただくことは、けっこうあります。それで大丈夫です。

とりあえず話したい、というだけでもまったく問題ありません。むしろ、決める前の段階でお聞きするほうが、選べる手が多く残っています。お待ちしております。

この話、他人事ではないと思われたら

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